コーチェラ・フェス、3年ぶりに開幕 米カリフォルニア
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【4月16日 AFP】米カリフォルニア州で15日、野外音楽フェスティバル「コーチェラ・バレー・ミュージック&アートフェスティバル(Coachella Valley Music & Arts Festival)」が3年ぶりに開幕した。
今年のヘッドライナーはビリー・アイリッシュ(Billie Eilish)とハリー・スタイルズ(Harry Styles)。さらに、出演をキャンセルしたカニエ・ウェスト(Kanye West)に代わり、ザ・ウィークエンド(The Weeknd)と「スウェディッシュ・ハウス・マフィア(Swedish House Mafia)」がコラボする。
2週連続で週末の3日間にわたって開催されるコーチェラ・フェスは、新型コロナウイルスの流行を受けて2020年は中止。以降この2年間は中止や延期、出演者の変更を繰り返し、今年ようやく開催にこぎ着けた。
繰り返されるコロナ感染拡大の波で、今なお低迷している観光業界にとって、コーチェラ・フェスは復活の試金石と見なされている。
主催者は今回、マスク着用やソーシャル・ディスタンシング(対人距離の確保)などの対策を参加者に義務付けない方針を発表した。
しかし米国では、変異株「オミクロン株」の別系統で感染力の強い「BA.2」を中心に感染者が増加しており、コーチェラ・フェスの会場にも検査場が2か所設置される。地元の保健当局によれば、近隣の検査施設も拡大される。
人口9万5000人弱の砂漠の町インディオ(Indio)は、コーチェラ・フェス以外にも大規模コンサートを開催している。そうしたイベントの復活は地元に多大な経済効果をもたらしており、自治体の広報担当者によると、フェス関連の直接的な収益は年間およそ300万ドル(約3億8000万円)に上っている。(c)AFP/ Paula RAMON with Maggy Donaldson in Los Angeles