【4月15日 AFP】ロシア黒海(Black Sea)艦隊旗艦のミサイル巡洋艦「モスクワ(Moskva)」で発生した火災について、ウクライナ軍は14日、自国のミサイル攻撃が原因と主張した。

 シリア内戦でも派遣された同艦は、ウクライナ侵攻での海軍の作戦を主導していた。ロシアの国営メディアはミサイル攻撃については言及せず、国防省の発表を引用し、火災発生後に弾薬が爆発し、同艦が「重大な損傷」を受けたと報道。乗組員は退避したとした。

 ロシア国防省はその後の発表で、火災は鎮火し、「主要なミサイル兵器」に被害はなかったと説明。同艦は沈没しておらず、火災の原因は調査中だとした。

 貿易と軍事の両面で重要な役割を果たすウクライナ南部の港湾都市オデーサ(Odessa)の軍司令部報道官はメッセージアプリのテレグラム(Telegram)に、「『重大な損傷』の原因は、ウクライナ国産巡航ミサイルのネプチューン(Neptune)だ」と投稿。オデーサ州知事も同様の投稿を行った。(c)AFP/Joris FIORITI