【4月14日 AFP】サッカー元コロンビア代表MFで、交通事故で重体になっていたフレディ・リンコン(Freddy Rincon)氏が、13日に亡くなった。55歳。搬送先の病院が発表した。

 スペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)やイタリア・セリエAのナポリ(SSC Napoli)でもプレーしたリンコン氏は11日、コロンビア西部カリ(Cali)で乗っていた乗用車とバスが衝突する事故に遭い、重傷を負っていた。

 その後は3時間近い手術を受け、集中治療室(ICU)に移されていたが、この日死去した。搬送先の病院が「最善を尽くしたものの、フレディ・エウゼビオ・リンコン・バレンシア氏は本日亡くなった」と発表した。

 南西部の港町ブエナベントゥラ(Buenaventura)出身のリンコン氏は、現役時代「コロッサス」の愛称で知られた。

 1990年のW杯(World Cup)ではコロンビア代表の中心選手として活躍し、キャリアの大半をパルメイラス(Palmeiras)などブラジルのクラブでプレー。2000年にはコリンチャンス(Corinthians)でクラブ世界選手権(FIFA Club World Championship、クラブW杯<FIFA Club World Cup>)を制した。(c)AFP