【4月14日 AFP】男子テニス、モンテカルロ・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters 2022)は13日、シングルス2回戦が行われ、大会第8シードのカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)は世界42位のセバスチャン・コルダ(Sebastian Korda、米国)に6-7(2-7)、7-6(7-5)、3-6で敗れ、初戦敗退となった。

 マスターズ1000(ATP Masters 1000)のマイアミ・オープン(Miami Open 2022)を制して今大会に乗り込んでいた18歳のアルカラス。将来の四大大会(グランドスラム)優勝や世界1位浮上を期待する声も上がっているが、一気に手にした名声が敗戦に影響したわけではないと語った。

 3時間を超える接戦の末に敗れたアルカラスは「自分自身に少しがっかりしている。試合の中でリードしたり、勝利に近づいたりするチャンスがいくつもあった。だが、こうした負けも生きていく上では良いこと。試合をこなしていく必要がある」とコメントした。

「人々の期待については考えなかった。自分自身、そしてしなければならないことにとにかく集中していた。けれど言ったように、クレーコートではもっと試合数をこなさねばならない」

 アルカラス同様これがモンテカルロ・マスターズ初出場となっているコルダは、BNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2022)を制した第10シードの同胞テイラー・フリッツ(Taylor Fritz)と3回戦で対戦する。フリッツはマリン・チリッチ(Marin Cilic、クロアチア)を6-3、4-6、6-4で下した。

 前回大会で準優勝した第5シードのアンドレイ・ルブレフ(Andrey Rublev)は、アレックス・デミノー(Alex De Minaur、オーストラリア)に2-6、6-1、6-4で逆転勝ち。第2シードのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)はフェデリコ・デルボニス(Federico Delbonis、アルゼンチン)を6-1、7-5で退けた。

 一方、第6シードのフェリックス・オジェ・アリアシム(Felix Auger-Aliassime、カナダ)はロレンツォ・ムゼッティ(Lorenzo Musetti、イタリア)に2-6、6-7(2-7)、第7シードのキャメロン・ノーリー(Cameron Norrie、英国)はアルベルト・ラモス・ビノラス(Albert Ramos-Vinolas、スペイン)に4-6、6-2、4-6で敗退した。

 第9シードのヤニック・シナー(Jannik Sinner、イタリア)は7-5、6-3で予選勝者のエミル・ルースブオリ(Emil Ruusuvuori、フィンランド)を下し、次戦は準々決勝進出を懸けてルブレフと対戦することが決まった。(c)AFP