【4月11日 AFP】アジア・サッカー連盟(AFC)は11日、新型コロナウイルス対策の厳格なロックダウン(都市封鎖)を理由に、中国スーパーリーグ(1部)の上海海港FC(Shanghai Port FC)が、AFCチャンピオンズリーグ(AFC Champions League 2022)の出場を辞退したと発表した。上海はグループステージでヴィッセル神戸(Vissel Kobe)と同組に入っていた。

 2017年大会で4強入りを果たし、元ブラジル代表MFオスカル(Oscar dos Santos Emboaba Junior)を擁する上海は、16日からタイで行われるセントラル方式のグループステージに臨むはずだった。

 しかしAFCによれば、同チームは「上海で最近課された都市封鎖による渡航制限」を理由に辞退したという。代替チームの出場はなく、上海の試合は全て中止となる。

 上海が入っていたグループJは、アンドレス・イニエスタ(Andres Iniesta)を擁する神戸やチェンライ・ユナイテッド(Chiangrai United FC、タイ)、傑志SC(Kitchee SC、香港)の3チームで争われることになる。

 中国政府がゼロコロナ戦略を貫こうとする中、約2500万人が暮らす上海では新変異株「オミクロン株」による感染拡大の波に悩まされており、3月末から段階的に都市が封鎖されている。(c)AFP