【4月11日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するレッドブル(Red Bull)の世界王者マックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)は10日、今季第3戦オーストラリアGP(Australian Grand Prix 2022)決勝で、2位が確実と思われる中でマシンが故障し、完走できなかったのは「許されない」と述べた。

 フェルスタッペンは開幕戦のバーレーンGP(Bahrain Grand Prix 2022)でもリタイアを強いられており、シーズン最初の3戦のうち2戦でフィニッシュすることができなかった。

 全58周のレースで、優勝したフェラーリ(Ferrari)のシャルル・ルクレール(Charles Leclerc)に次ぐ2番手で走行していたものの、39周目にリタイアを余儀なくされたフェルスタッペンは「(フェラーリに)かなり後れを取っている。完走しなければならない」とコメントした。

 無線で「何か変な液体の臭いがする」と報告していたフェルスタッペンは、マシンを止めて降り、消火器を手にしてマーシャルの消火を手伝った。

「きょうはひどい一日だった。タイヤは管理していたが、シャルルと戦えなかった」

「タイトル争いをしたいのなら、こういったことは許されない」

 フェルスタッペンは週末を通して不満を示し、予選を2位で終えた後も「ロングランを除けば、納得のいくラップは一つもなかった」とマシンのバランスについて不平を漏らしていた。(c)AFP