【4月11日 AFP】世界銀行(World Bank)は10日、ウクライナの2022年の国内総生産(GDP)が前年比45.1%減少するとの最新見通しを発表した。ロシアの侵攻がウクライナおよび近隣諸国の経済活動に打撃を与えており、戦争が長引けば経済は今後、一段と悪化するとしている。

 ロシアのGDPも11.2%減となる見通し。欧州および中央アジアの新興・開発途上国全体でも4.1%減、東欧のみでは30.7%減と見込んでいる。

 アンナ・ビエルデ(Anna Bjerde)副総裁(欧州・中央アジア担当)は「非常に厳しい分析結果となった。ロシアのウクライナ侵攻により、地域における(新型コロナウイルスの)パンデミック(世界的な大流行)からの回復基調が反転した」と述べた。(c)AFP