【4月10日 AFP】男子ゴルフ米国ツアーメジャー第1戦、第86回マスターズ・トーナメント(The Masters Tournament 2022)は9日、米ジョージア州オーガスタのオーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブ(Augusta National Golf Club、パー72)で3日目が行われ、タイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)は大会自己ワーストの6オーバー「78」でラウンドを終え、通算7オーバーの41位タイに後退した。

 3日目を終えて首位のスコッティ・シェフラー(Scottie Scheffler、米国)と16打差となったため、大けがから復帰し、自身の限界を試しているウッズのマスターズ史上最多6度目の優勝は、絶望的となった。

 メジャー通算15勝を誇るウッズは、「ボールの良い感触がつかめなかった。姿勢、感覚、右手、リリースでそれを見つけられなかった」と振り返った。

「さまざまなことにトライし、答えを見つけ、何かを得ようとした。練習ストロークを取り、スイングとパターヘッドを感じようとした。何かつかみたかったが、何もうまくいかなかった」

 ウッズのこれまでのマスターズ自己ワーストは、アマチュアで初出場した1995年大会の「77」だった。

 初日「71」、2日目「74」のスコアで予選を通過したウッズだったが、強風で冷え込んだコンディションとなったこの日、16番17番で連続ボギーを喫し、続く18番ではダブルボギーをたたくなど、3バーディー、5ボギー、2ダブルボギーだった。

 通算24度目のマスターズで自己ワーストを更新したものの、ウッズは大けがからの復活への気持ちと決意は揺らいでいないと話す。

「絶対に諦めない。常に夢を追いかける。毎日が闘いであり挑戦だ。一日一日がすべての人にそれぞれ異なるチャレンジを提示する。目を覚ましたらまた闘いが始まる」 (c)AFP/Jim SLATER