【4月9日 AFP】男子ゴルフ米国ツアーメジャー第1戦、第86回マスターズ・トーナメント(The Masters Tournament 2022)は8日、米ジョージア州オーガスタのオーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブ(Augusta National Golf Club、パー72)で2日目が行われ、世界ランキング1位のスコッティ・シェフラー(Scottie Scheffler、米国)が通算8アンダーで単独首位に立った。

 メジャー初制覇を目指すシェフラーは、この日5アンダー「67」の猛チャージをみせた。後続との5打差は、36ホールを終えた時点でのマスターズ最高記録タイとなっている。ホールアウト後には「特にプレーを変えていない」と明かし、「堅実なゴルフをプレーして、このポジションをつかんだ。とにかく、自分がやっていることを続けていく必要がある」とコメントした。

 通算3アンダーの2位タイグループには、前回覇者の松山英樹(Hideki Matsuyama)を筆頭に、2011年王者のシャール・シュワーツェル(Charl Schwartzel、南アフリカ)と初日トップの任成宰(Im Sung-jae、イム・ソンジェ、韓国)、そしてシェーン・ローリー(Shane Lowry、アイルランド)が続いている。

 メジャー通算4勝の実力者で2014年を最後に同タイトルから遠ざかっているロリー・マキロイ(Rory McIlroy、北アイルランド)は、グリーンジャケットを獲得すれば生涯グランドスラム達成となる中で、2日連続の1オーバー「73」を記録し、通算2オーバーの23位タイに踏みとどまっている。

 一方、今大会のカットラインは4オーバー「148」となり、メジャー優勝4回のブルックス・ケプカ(Brooks Koepka、米国)と同3回のジョーダン・スピース(Jordan Spieth、米国)は通算6オーバーで予選落ち。

 東京五輪覇者のザンダー・シャウフェレ(Xander Schauffele、米国)は通算7オーバー、そして2020年全米オープン選手権(2020 US Open Championship)王者のブライソン・デシャンボー(Bryson DeChambeau、米国)は、通算12オーバーで決勝ラウンド進出を逃した。

 その他日本勢では金谷拓実(Takumi Kanaya)が通算5オーバー、アマチュアの中島啓太(Keita Nakajima)が通算7オーバーでそれぞれ予選落ちに終わった。(c)AFP/Jim SLATER