【4月9日 AFP】ウクライナ東部ドネツク(Donetsk)州クラマトルスク(Kramatorsk)で8日に起きた鉄道駅への攻撃で、同州のパブロ・キリレンコ(Pavlo Kyrylenko)知事は、子ども5人を含む少なくとも50人が死亡したことを明らかにした。

 キリレンコ氏はメッセージアプリのテレグラム(Telegram)への投稿で、攻撃を実施したのはロシア軍だったと説明。さらに子ども16人を含む98人が負傷しており、死者数は今後変わる可能性があると述べた。

 一方でロシアは、攻撃を行ったのはウクライナ側だと主張している。同国国防省は、ウクライナ政府が住民の避難を妨害し、自国軍の陣地を守るための「人間の盾」として利用するために鉄道駅を攻撃したと説明。駅付近で残骸が見つかったトーチカU(Tochka-U)ミサイルは、ウクライナ軍のみによって使用されていると指摘した。(c)AFP