【4月7日 AFP】9日に行われるボクシング、WBAスーパー・IBF世界ミドル級タイトルマッチで、WBAスーパー王者の村田諒太(Ryota Murata)と対戦するIBF王者ゲンナディ・ゴロフキン(Gennady Golovkin、カザフスタン)は、「最高のファイト」をして40歳の誕生日に花を添えたいと考えている。

 試合前日の8日に40歳を迎えるゴロフキンにとって、今回の一戦は7回TKO勝ちした2020年12月のカミル・シェルメタ(Kamil Szeremeta、ポーランド)戦以来の実戦。勝てば年内のサウル・アルバレス(Saul Alvarez、メキシコ)との3度目のビッグマッチへの道が開ける。

 この日は都内で会見に臨み、村田戦に向け「すべての人の期待に応える」と宣言。「いま日本にいられて特別な気分だ。ここで私が40歳の誕生日を祝えるように、多くの人が尽力してくれた」と感謝し、村田に対しては「たくさんのリスペクト」があると話した。

 この試合はもともと昨年12月に予定されていたが、新型コロナウイルスの入国制限の影響で延期となっていた。そのため、村田にとっても5回TKO勝ちした2019年12月のスティーブン・バトラー(Steven Butler、カナダ)戦以来のリングとなる。

 そうした中でゴロフキンは「この一戦に向けては多くの時間があったから、お互いに非常によく準備ができていると思う」と話し、「最高のファイトになると約束できる」と意気込んだ。対する村田も「本当に良い準備ができた。あとはそれがあさってのリングで出るかどうか。それは神のみぞ知ること」と語った。(c)AFP