【4月7日 AFP】ボリス・ジョンソン(Boris Johnson)英首相は6日、トランスジェンダー女性は女子のスポーツ大会に参加すべきでないとの考えを示した。

 英国では先日、トランスジェンダーの自転車選手が女子のレースに参加することを禁じられる出来事があった。国内ではトランスジェンダーの権利に関する議論がかつてなく激しさを増しており、政府内では出場可否の判断は各競技団体に委ねられるべきだとの声も上がっている。

 そうした中でジョンソン氏は報道陣に対し、「生物学的に男性の人は女子のスポーツ大会に出場すべきでないと思う。物議を醸す発言かもしれないが、個人的には理にかなっているように思える」と述べた。

「また、女性は病院や刑務所、更衣室、それがどこであれ、女性専用のスペースを与えられるべきだとも思う」

 反対派は、トランスジェンダー選手はテストステロン値を下げたとしても、男性として成長期を過ごした影響により、女子選手に対して不当な身体的アドバンテージを持っていると主張している。(c)AFP