【4月7日 AFP】4日にガーナの首都アクラで行われたテニスのジュニアの試合で、米アカデミー賞(Academy Awards)授賞式で俳優のウィル・スミス(Will Smith)さんがしたような平手打ちを選手が対戦相手にする出来事があった。問題の選手は6日、謝罪し、観客の暴言に腹が立っていたと釈明した。

 平手打ちをしたのは15歳のミシェル・クアメ(Michael Kouame、フランス)選手。テニスの試合後に行われるネット際での握手で、対戦したガーナ人選手の顔を思い切りたたいた。

 フルセットで敗れたクアメ選手は、地元の対戦相手を応援する観客の暴言に侮辱されたと感じ、暴挙に出てしまったとSNSで説明。「非常にストレスのたまる難しい試合」だったと振り返った上で、「自分の行動を心から後悔している。試合中に多くの観客から何度も暴言を受け、中には母親を侮辱してくる人もいた。だからといって言い訳にはならない」と話し、対戦相手にも謝罪した。

 クアメ選手は「国際テニス連盟(ITF)のいかなる結論も受け入れる」と話しており、ITFもその後今回の件に関する調査が始まっていることを明かした。(c)AFP