【3月8日 AFP】男子プロテニス協会(ATP)は7日、暴力的な行為でメキシコ・オープン(Abierto Mexicano TELCEL Presentado Por HSBC 2022)から大会追放となったアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)に、執行猶予付きの出場停止処分と追加の罰金を科した。

 東京五輪のシングルスで金メダルを獲得した24歳のズベレフには、8週間の出場停止と2万5000ドル(約288万円)の罰金が科されたが、2023年2月22日までの約1年におよぶ保護観察期間中に、さらなる規定違反がなければこの処分は保留される。

 ズベレフは、先月行われたメキシコ・オープンのダブルスの試合後に審判台をラケットで何度もたたき、暴言と反スポーツマン行為によってすでに計4万ドル(約460万円)の罰金を科されている。

 試合中、ラインコールに腹を立てている様子だったズベレフは、主審を務めたアレッサンドロ・ジェルマーニ(Alessandro Germani)氏の足のすぐ下をラケットで3度たたくと、さらに主審をののしって再び審判台をたたいていた。(c)AFP