【4月6日 AFP】米国と英国、オーストラリアの3か国は5日、安全保障枠組み「AUKUS(オーカス)」の新たな取り組みとして、極超音速兵器やその迎撃技術での協力を表明した。最新鋭の同兵器をめぐっては、ロシアや中国が開発を急速に進めている。

 3か国は先に、中国の軍備拡張に対抗するため、AUKUSの枠組みを通じて豪州に原子力潜水艦を配備することを発表している。

 ジョー・バイデン(Joe Biden)米大統領、ボリス・ジョンソン(Boris Johnson)英首相、スコット・モリソン(Scott Morrison)豪首相は声明で、「極超音速兵器およびその迎撃技術、電子戦力面での3か国の新たな協力」を表明した。

 極超音速ミサイルは、一定の高度を保って音速の5倍以上で飛行することができ、通常のミサイルに比べて迎撃が特に難しい。

 米議会調査局(CRS)によると、極超音速技術面での最先進国はロシアで、中国も開発に注力している。(c)AFP