【4月6日 AFP】英国のイングランドとウェールズで6日、半世紀ぶりに大改正された新離婚法が施行され、配偶者に落ち度がなくても円滑に離婚できるようになった。

 従来は配偶者の不貞または理不尽な行為、配偶者による遺棄などの事由がない場合、離婚が認められるには2~5年間の別居期間が必要だった。

 ただし、新離婚法でも離婚手続きを開始してから離婚請求の裁判を起こすまで少なくとも20週待たねばならず、離婚が認められるにはさらに6週間かかる。

 法改正を待ち望んでいた夫婦の離婚ラッシュが起きる一方、離婚しやすくなることで皮肉にも婚姻件数も増加すると予想されている。

 同様の制度は、既にスコットランドや米、豪、独で導入されている。(c)AFP/Jitendra JOSHI