【4月5日 AFP】男子ゴルフのタイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)が4日、米国ツアーメジャー第1戦の第86回マスターズ・トーナメント(The Masters Tournament 2022)を3日後に控え、数千人のファンの前で練習ラウンドをこなした。

 昨年2月の自動車事故で脚に重傷を負った46歳のウッズは、出場するかどうかは「試合直前に判断する」としているが、1年2か月ぶりとなる驚異の復帰を期待してコースは熱狂的な空気に包まれた。

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が流行して以降、米ジョージア州オーガスタの名門コース、オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブ(Augusta National Golf Club)が上限なしの観客を受け入れるのも、ウッズが優勝した2019年大会以来となった。

 通算3度のマスターズ優勝を誇るニック・ファルド(Nick Faldo、イングランド)は「タイガーがクラブハウスから出て行っただけで、これまで見たこともないような雰囲気になった」とツイートした。

 ファンが声援を送る中、ウッズは2017年の全米プロゴルフ選手権(2017 PGA Championship)覇者ジャスティン・トーマス(Justin Thomas、米国)と1992年のマスターズ王者フレッド・カプルス(Fred Couples、米国)と9ホールをラウンドした。

 カプルスは練習でのウッズの調子は「素晴らしく」、「とても印象的」だったと振り返り、「これまで乗り越えてきたことや、きょうのプレーからすれば、彼が7日のティーオフに臨むことは確実だ」とコメント。「あとは歩行の問題だ。ここで72ホール歩くことができれば、競技に臨むだろう」と語った。(c)AFP/Jim SLATER