【4月5日 AFP】ウクライナ検察当局は4日、首都キーウ近郊のブチャ(Bucha)にある児童保養所の地下室から、ロシア軍に拷問され殺害された5人の遺体が発見されたと発表した。

 検察当局はメッセージアプリのテレグラム(Telegram)に「子ども向けの保養所の地下室で、両手を縛られた5人の男性の遺体を警察が発見した」と投稿。5人は「非武装の民間人」で、ロシア軍の兵士によって拷問を受け殺害されたとし、見つかった遺体の写真も投稿した。

 ブチャでは先週末、ロシア軍の撤退に伴い、民間人の服を着た多数の遺体が路上に放置されていたり、集団埋葬されたりした状態で見つかっていた。西側諸国は、ロシア軍による「戦争犯罪」の疑いについての調査を要請。ウクライナはこれを「ジェノサイド(集団殺害)」と呼び非難したが、ロシア政府は関与を否定している。(c)AFP