【4月4日 AFP】ロードレース世界選手権で通算9度の世界王者に輝いたバレンティーノ・ロッシ(Valentino Rossi、イタリア)が3日、四輪レースのGTワールドチャレンジ・ヨーロッパ(GT World Challenge Europe)に初出場し、ホームのイモーラ・サーキット(Imola Circuit)で行われたデビュー戦を17位で終えた。

 昨シーズン限りでMotoGPを引退した43歳のロッシにとっては、驚きの多いデビュー戦となった。ピットレーンでは小さなミスがあり、メカニックが看板を出していたにもかかわらず自身のガレージを見逃し、1周余計に走ってから次のドライバーにバトンタッチしなければならなかった。

 チームメートのニコ・ミュラー(Nico Mueller)とフレデリック・ベルビッシュ(Frederic Vervisch)にとっては間違いなくタイムと順位に影響したが、それでもルーキーの失敗にパドックでは笑顔が見られた。

 ロッシは「うれしいよ、きょうはレースができて楽しかった。セーフティーカーの後ろにつく時間が長かったのは残念だった」とコメント。ピットインのミスについては「かなり混乱していて、いろいろなことが起こった。たくさん勉強になったよ。次に向けてね!」と続けた。(c)AFP