【4月3日 AFP】テニス、マイアミ・オープン(Miami Open 2022)は2日、女子シングルス決勝が行われ、大坂なおみ(Naomi Osaka)は4-6、0-6で大会第2シードのイガ・シフィオンテク(Iga Swiatek、ポーランド)に敗れ、準優勝となった。

 完敗は喫したものの、昨年の全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2021)以来となる決勝の舞台に立った大坂は、調子を取り戻したことを喜んだ。

 大坂は「イガはこれまでの相手とはまったく別で、すごく爆発力があったが、以前の負けほどは落ち込んでいない」と話し、「結果は悲しいが楽しい一日だった」と続けた。この後は1週間早めに欧州へ飛び、クレーコートシーズンに備える。

「普段なら控室で泣いているだろうけど、経験が生きていると思う」

「手にした機会に対して前よりも謙虚になれているし、この大会から前向きな要素もたくさん見つかっている」

 シフィオンテクとは数年前にオーストラリアで食事をし、将来について相談されたこともあるという。大坂は「大学へ行くかもしれないと言われたが、私はやめた方がいいと言った」と笑い、「まだ若いのにこれだけいいプレーができるのだから、まずはテニスに全力を注ぐべきだと思ったのを覚えている」と話した。

「彼女の成長を目の当たりにできて最高だった」

 週明けに更新される世界ランキングで1位に浮上することが決まっているシフィオンテクは、連勝を17試合に伸ばし、これでカタール・オープン(Qatar TotalEnergies Open 2022)とBNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2022)に続くWTA 1000大会3連続の優勝を果たしている。

 BNPパリバとマイアミ・オープンの2冠「サンシャイン・ダブル」は、シュティフィ・グラフ(Steffi Graf)氏、キム・クライシュテルス(Kim Clijsters)、ビクトリア・アザレンカ(Victoria Azarenka)に続く4人目で、20歳での達成は史上最年少となった。(c)AFP