近年の慣習とは異なり、11月21日の開幕戦を行う栄誉を飾るのは開催国カタールではなく、グループAのセネガル対オランダとなる。カタールは同日夜のエクアドル戦が、W杯本大会での記念すべき初戦となる。

 前回覇者のフランスは、欧州のライバル国デンマークのほかチュニジアとグループDで戦うことになり、大陸間プレーオフを争うオーストラリア対アラブ首長国連邦(UAE)とペルーの勝者が最後の一枠に加わる。

 フランスとイングランドはそれぞれの組でトップ通過を果たせば、両国は準々決勝で激突することになる。

 W杯歴代最多となる優勝5回のブラジルはグループGとなり、前回大会でも同組に入ったセルビアとスイス、そしてカメルーンという強豪チームとプレーすることになった。

 優勝2回のアルゼンチンはサウジアラビアとメキシコ、そしてロベルト・レワンドフスキ(Robert Lewandowski)を擁するポーランドとともにグループCに分けられた。

 6月に35歳の誕生日を迎えるアルゼンチン代表のリオネル・メッシ(Lionel Messi)は、これが最後のW杯になる可能性がある。

 ポルトガル代表のクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)も、ガーナとウルグアイ、そして韓国とグループHで対戦するころには年齢が38歳に近づいており、同じくW杯では見納めになる可能性がある。

 2018年大会の準優勝国クロアチアは、ベルギーとモロッコに加え、36年ぶりのW杯出場となるカナダと同じグループFを引き当てた。(c)AFP/Andy SCOTT