【4月1日 AFP】テニス、マイアミ・オープン(Miami Open 2022)は31日、男子シングルス準々決勝が行われ、大会第1シードのダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev)は6-7(7-9)、3-6で第8シードのホベルト・ホルカシュ(Hubert Hurkacz、ポーランド)に敗れ、世界ランク1位に返り咲くチャンスをふいにした。

 メドベージェフは前週のBNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2022)3回戦でガエル・モンフィス(Gael Monfils、フランス)に敗れ、世界2位に後退していたが、ホルカシュに勝利すればノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)からトップの座を奪還するはずだった。

 しかし、大会連覇を目指す世界10位のホルカシュがハードロック・スタジアム(Hard Rock Stadium)で準決勝に駒を進め、四大大会(グランドスラム)通算20勝のジョコビッチが世界1位の座を維持した。

 メドベージェフは試合中に息苦しくなったり、「ソファの上の魚」のようにロッカールームでひどいけいれんを起こしてたりしていたといい、「試合を通じてベストの状態ではなかった」と明かすと、「激しい打ち合いの後、息苦しくなってすぐに回復できなかった。とにかく戦わなければならなかったが、第2セットは異変を感じた」と振り返った。

「よくあるわけではないが、暑いときはこういうことが起きる。高温のせいだろうが、めまいや倦怠(けんたい)感に襲われて、もうサーブが打てないゲームがあった。ロッカールームではけいれんを起こしていた」

 メドベージェフ戦の戦績を2勝2敗としたホルカシュは決勝進出を懸けた次戦で、カルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)とミオミル・ケツマノビッチ(Miomir Kecmanovic、セルビア)の勝者と対戦する。(c)AFP/Steve Brenner