【3月31日 AFP】欧州復興開発銀行(EBRD)は31日、今年のロシアの経済成長率はマイナス10%、ウクライナは最大マイナス20%に落ち込むとの予測を示した。両国間の戦争は50年間で「最大の供給ショック」を招くとしている。

 EBRDは今回の予測について「数か月以内に停戦交渉がまとまり、その後直ちにウクライナで大規模な復興事業が始まる」ことを前提としたものだと説明。その場合、来年のウクライナの国内総生産(GDP)は23%増とプラス転換するが、ロシアは制裁が響き、ゼロ成長にとどまると予想した。

 EBRDはロシアのウクライナ侵攻前、今年のロシアの成長率はプラス3%、ウクライナはプラス3.5%と予測していた。(c)AFP