【3月31日 AFP】2022年サッカーW杯カタール大会(2022 World Cup)北中米カリブ海3次予選は30日、各地で第14節の試合が行われ、米国とメキシコが残り2枠となっていた自動出場権を獲得した。一方、4位となったコスタリカはニュージーランドとの大陸間プレーオフに進むことが決まった。

 敵地サンホセでコスタリカと対戦した米国は、0-2で敗れたものの3位でのフィニッシュとなり、ホームのメキシコ市でエルサルバドルを2-0で下したメキシコが2位での通過となった。

 27日の第13節で勝利した米国とメキシコは本戦出場をほぼ確実なものにしており、この日の最終節が極端な結果に終わらなければ、両チームともそのまま予選を突破できるという状況だった。

 自動出場権を手にするには米国に6点差以上をつけて勝利する必要があったコスタリカは、後半の8分間にフアン・パブロ・バルガス(Juan Pablo Vargas)とアンソニー・コントレラス(Anthony Contreras)が得点し、ファンは奇跡を期待したが、米国はその後立て直してこのまま逃げ切って得失点差でコスタリカを上回った。

 米国のクリスティアン・プリシッチ(Christian Pulisic)は試合後、「このグループをとても誇りに思う」とコメントした。

「負けるのが大嫌いだから今はちょっと不思議な感じ。けれど本当に誇らしいし、W杯に出場するのが待ちきれない」

 一方、一進一退の予選を勝利で締めくくったメキシコは、1994年大会から続く連続出場記録を維持した。

 メキシコは17分、ネストル・アラウーホ(Nestor Araujo)のヘディングがはじかれたところをウリエル・アントゥナ(Uriel Antuna)が至近距離から詰め、先制に成功した。

 その後はイングランド・プレミアリーグのウォルバーハンプトン・ワンダラーズ(Wolverhampton Wanderers)に所属するFWラウル・ヒメネス(Raul Jimenez)がPKを決め、W杯行きを確実なものにした。

 前節に本大会出場をすでに決めていたカナダは、アウェーでパナマに0-1で敗れた。(c)AFP