【3月29日 AFP】ウクライナのデニス・モナスティルスキー(Denys Monastyrsky)内相は28日夜、同国軍が首都キエフ近郊のイルピン(Irpin)をロシア軍から「解放」しつつあると発表した。

 モナスティルスキー内相はテレビ演説で「軍と警察部隊が進撃し、街中で掃討作戦を実施している。現在進行形で行われている。街は解放された。ただまだ危険は残っている」と述べた。

 イルピンのオレクサンドル・マルクシン(Oleksandr Markushin)市長は先にメッセージアプリのテレグラム(Telegram)で、ロシア軍を駆逐したと報告していた。キエフの北西に位置するイルピンは首都防衛上の要地となっている。

 市長の報告後、イルピンとキエフを結ぶ、松林の中を通る長さ6キロの道路に設けられている検問所が再開された。しかし、戦闘は続いており、現地のAFP記者によると、大きな着弾音が20回ほど立て続けに聞こえたという。(c)AFP