【3月25日 AFP】2022年サッカーW杯カタール大会(2022 World Cup)欧州予選は24日、各地でプレーオフ準決勝の試合が行われ、ウェールズはギャレス・ベイル(Gareth Bale)の2得点でオーストリアを2-1で下し、本戦出場に王手をかけた。

 所属先のスペイン1部リーグ、レアル・マドリード(Real Madrid)で今季5試合にしか出場しておらず、昨年9月以降のプレーはわずか2試合というベイルだが、この日はキャプテンとして先発すると25分には見事なFKを決めて先制点をマークした。

 ベイルは51分にも鮮やかなシュートをファーサイドに突き刺し、ホームのウェールズがリードを広げた。

 1958年大会以来の本戦行きを目指すウェールズは、マルセル・サビッツァー(Marcel Sabitzer)のシュートがベン・デービス(Ben Davies)に当たって1点を返されたものの、なんとかこのまま逃げ切った。

 ウェールズはプレーオフ決勝にホームで臨めるが、ロシアの侵攻によってウクライナとスコットランドの準決勝が延期になったため、6月まで試合を待たねばならない。

 他の試合では、スウェーデンが延長後半の決勝点でチェコを1-0で下し、ポーランドが待つ決勝に進んだ。

 W杯ロシア大会(2018 World Cup)でベスト8に進んだホームのスウェーデンは110分、アレクサンデル・イサク(Alexander Isak)とのワンツーで抜け出したロビン・クアイソン(Robin Quaison)が決勝ゴールを挙げた。

 ウクライナに侵攻したロシアが、全ての国際大会への出場を「当面の間」停止されたため、準決勝で同国と対戦するはずだったポーランドは不戦勝で決勝に進んでいる。

 また、英グラスゴーで行われたスコットランドとポーランドの国際親善試合は1-1で終了した。

 スコットランドはキーラン・ティアニー(Kieran Tierney)のゴールで先制したものの、後半アディショナルタイムにクシシュトフ・ピョンテク(Krzysztof Piatek)にPKを決められ追いつかれた。(c)AFP