【3月29日 AFP】(更新)テニス、マイアミ・オープン(Miami Open 2022)は28日、女子シングルス4回戦が行われ、通算4度の四大大会(グランドスラム)優勝を誇る大坂なおみ(Naomi Osaka)は6-3、6-4で米国のアリソン・リスケ(Alison Riske)を下し、準々決勝に進出した。

 大坂は先日のBNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2022)で観客からやじを飛ばされて涙の敗退に終わったが、今大会では力強く修正。不戦勝となった3回戦も含めてここまで1セットも落としておらず、優勝候補の一角として勝ち残っている。

 試合後のオンコートインタビューでは「もちろんうれしい」と喜び、「昨年は全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2021)を制した後、マイアミで8強入りした。今年もここで勝ち進んでいるけれど、前回よりもうれしい。人生で一番と言っていいほど楽しい時間を過ごせている」とコメントした。

 その他では、2018年大会のセミファイナリストで大会第9シードのダニエル・コリンズ(Danielle Collins、米国)が6-2、6-4で第8シードのオンス・ジャバー(Ons Jabeur、チュニジア)を撃破し、大坂との準々決勝に進出した。

 一方、電撃引退したアシュリー・バーティ(Ashleigh Barty、オーストラリア)に代わって世界ランキング1位浮上が決まったばかりのイガ・シフィオンテク(Iga Swiatek、ポーランド)も、第14シードのコリ・ガウフ(Cori Gauff、米国)を6-3、6-1で一蹴し、連勝を14に伸ばした。

 第2シードのシフィオンテクが優勝すれば、シュティフィ・グラフ(Steffi Graf)氏、キム・クライシュテルス(Kim Clijsters)、ビクトリア・アザレンカ(Victoria Azarenka)に続き、同じ年にBNPパリバ・オープンとマイアミ・オープンを制した史上4人目の女子選手となる。

 また、快進撃を見せていた16歳のリンダ・フルビルトバ(Linda Fruhvirtova、チェコ)は第5シードのパウラ・バドサ(Paula Badosa、スペイン)に2-6、3-6で敗退した。フルビルトバは2004年大会以降では最年少でのベスト16入りを果たしていた。(c)AFP