【3月30日 CGTN Japanese】新型コロナウイルス感染症対策の必要性から、上海など一部の地域では「場所コード」のスキャン登録が実施されています。  

「場所コード」は、各重点場所に入る人向けの専用QRコードで、その場所を出入りした人々の情報を自動的に登録し、入った時間、位置なども表示されます。これによって、新型コロナの確定患者が見つかった場合、感染経路の調査につながり、感染拡大を防ぐことができるということです。

 上海市内にある科学技術パークでは、各ビルの入り口に、ビルのマークが入った「場所コード」が貼られています。建物に入る人がスキャンすると、「健康コード」がスマホ上に表示されます。スキャンした人の情報と位置がシステムに自動的に入力されます。スキャンしたデータの安全性を確保するため、「場所コード」のバックグラウンドデータ実行は専任で行われ、関連情報は疫学調査など、必要なニーズが生じた場合にのみ使用されます。上海市ではこれまでに累計9万8000社が「場所コード」を申請しており、市民のスキャン回数は累計1億回を超えています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News