避難先に居場所ない…案内板にない列車で帰国するウクライナ難民
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■心休まる故郷
ポーランドのプシェミシル駅の案内板にリビウ行きの列車は表示されていない。乗りたい場合は難民の流れに逆らって歩き、「立ち入り禁止」と書かれたドアの向こうで入国審査を受けなければならない。
列車はわずかな人々を乗せ、ポーランド当局のヘリコプターが上空を巡視飛行する中、渋滞する道路を横目に90キロ離れたリビウに向かって走り始める。
さび付いた鉄条網のフェンスを越えると、そこは再び戦場だ。片田舎の所々にウクライナ国旗を掲げた検問所が見える。
反対方向に向かって走る満員列車とすれ違い、やがてリビウに到着する。検問所がいくつも並び、建物の窓辺には土のうが積まれ、夜間は空襲警報が鳴り響く。紛れもなく、戦時下の国だ。
それでもナタルカさん一家にとってリビウは、わずかではあるが心休まる新たな故郷となる。(c)AFP/ Joe STENSON
