【3月28日 AFP】サッカーデンマーク代表のクリスティアン・エリクセン(Christian Eriksen)は26日、代表復帰となったオランダ戦でのゴールは、昨年の試合中に心停止で倒れたスタジアムで行われる次戦に向けた「ウオーミングアップにすぎない」と述べた。

 デンマークが2-4で敗れたこの日の試合で、エリクセンが後半から途中出場を果たすと、敵地アムステルダムのファンやオランダを率いるルイス・ファン・ハール(Louis Van Gaal)監督から万雷の拍手が送られた。

 すると30歳のエリクセンは途中出場から2分後、ゴール左隅に強烈な一撃を決めた。

 ゴールは復帰を記念するのに「完璧」な形だったと振り返ったエリクセンは、母国の首都コペンハーゲンにあるパルケン・スタジアム(Parken Stadium)に戻り、29日の国際親善試合でセルビアと対戦するのが楽しみだと述べた。

 同スタジアムで行われた昨夏の欧州選手権(UEFA Euro 2020)のフィンランド戦で倒れたエリクセンは、地元放送局カナル5(Kanal 5)に「なおさら特別なものになる」と語った。

「きょうは、私が倒れたまさにその場所を走る火曜日に向けたウオーミングアップにすぎない」 (c)AFP