【3月28日 AFP】22F1第2戦サウジアラビアGP(Saudi Arabian Grand Prix 2022)は27日、決勝が行われ、レッドブル(Red Bull)の世界王者マックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)は、接戦の末にフェラーリ(Ferrari)のシャルル・ルクレール(Charles Leclerc)を抑え、キャリア通算21勝目を挙げた。

 最終盤にルクレールを追い抜き、わずか0.5秒ほどの差で勝利した24歳のフェルスタッペンは、燃料のトラブルで完走できなかった開幕戦バーレーンGP(Bahrain Grand Prix 2022)からの立て直しに成功した。

 1位と2位の差がこれほど詰まったのは、2020年のイタリアGP(Italian Grand Prix 2020)以来となった。

 フェラーリのカルロス・サインツ・ジュニア(Carlos Sainz Jr.)は3位、レッドブルのセルヒオ・ペレス(Sergio Perez)は4位となり、上位4選手は別格の存在であることを証明した。

 今季からメルセデスAMG(Mercedes AMG)に加入したジョージ・ラッセル(George Russell)が5位、以下アルピーヌ(Alpine)のエステバン・オコン(Esteban Ocon)が6位、マクラーレン(McLaren)のランド・ノリス(Lando Norris)が7位、アルファタウリ(AlphaTauri)のピエール・ガスリー(Pierre Gasly)が8位、ハース(Haas F1 Team)のケビン・マグヌッセン(Kevin Magnussen)が9位に続いた。

 7度の総合優勝を誇るメルセデスのルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)は15位スタートから10位にまで順位を上げ、難しい週末の中でもなんとか面目を保った。

 前日の予選で大クラッシュに見舞われたハースのミック・シューマッハ(Mick Schumacher)に加え、アルファタウリの角田裕毅(Yuki Tsunoda)もレコノサンスラップ(マシンやコースを最終確認するための周回)で技術的な問題が発生し出走できなかったため、この日のレースは18台で行われた。(c)AFP