【3月27日 AFP】ドイツのニーダーザクセン(Lower Saxony)、バイエルン(Bavaria)の両州は26日、ウクライナに侵攻するロシア軍のシンボルマーク「Z」を公の場で表示することを非合法化したと発表した。

 ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領への支持を示すためZの文字をデモで掲げたり車や建物にペイントした者は、最高3年の禁錮刑や罰金の対象となる。

 Zは当初、ロシアの軍用車両に表示されていた。敵味方を識別し、同士打ちを避ける狙いだったとみられる。

 その後、ロシアの首都モスクワを走る自動車や洋服などでもZ表示が登場。ソーシャルメディアのプロフィル画像にも使用されるようになった。

 ニーダーザクセン州の内務省によると、同州でもそうした使用例が見られた。

 バイエルン州のゲオルク・アイゼンライヒ(Georg Eisenreich)法相は「ロシア軍のZを使うシンパは犯罪行為を是認することになる。それは訴追に値するのだということをわきまえておく必要がある」と述べた。(c)AFP