【3月27日 AFP】テニス、マイアミ・オープン(Miami Open 2022)は26日、男子シングルス2回戦が行われ、大会第1シードのダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev)は6-4、6-2のストレートでアンディ・マレー(Andy Murray、英国)を下し、世界ランキング1位奪還へ一歩前進した。

 この日のメドベージェフはサーブが好調で、四大大会(グランドスラム)3勝を誇るマレーに完勝。ペドロ・マルティネス(Pedro Martinez、スペイン)との3回戦に進出した。

 BNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2021)では3回戦で敗れたため、世界ランク1位の座をわずか18日で失ったメドベージェフだが、今大会で準決勝に進出すれば、欠場しているノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)から1位を奪い返せる。

 短期間ながら男子テニスの頂点に立ったことを喜び、次はもっと長くトップにとどまりたいと意欲を見せているメドベージェフ。「そこに触れることができたのは良かった」と笑い、「1位に長くとどまりたいという大きなモチベーションがある」と話した。

 対するマレーは、試行錯誤が続いている。この後は再びコーチに迎えたイワン・レンドル(Ivan Lendl)氏と米フロリダ州で合宿を張り、クレーコートシーズンは見送って夏のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2022)にしっかり備える予定でいる。

 大会第3シードのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)は6-4、6-7(5-7)、6-1で予選勝者のJJ・ウルフ(J.J. Wolf、米国)を退け、3回戦に駒を進めた。次は第25シードのアレックス・デミノー(Alex de Minaur、オーストラリア)と16強入りを懸けて対戦する。(c)AFP/Steve Brenner