【3月27日 AFP】フィギュアスケート世界選手権(ISU World Figure Skating Championships 2022)は26日、フランス・モンペリエ(Montpellier)で男子シングル・フリースケーティング(FS)が行われ、宇野昌磨(Shoma Uno)が6度目の挑戦で悲願の初優勝を果たした。

 24歳の宇野は、スター選手の羽生結弦(Yuzuru Hanyu)とネイサン・チェン(Nathan Chen、米国)がけがで不在の中、パーソナルベストの合計312.48点を記録して世界王者のタイトルを手にした。

 宇野は2018年のソチ冬季五輪で銀メダル、2月の北京冬季五輪で銅メダルを獲得。世界選手権では2度2位に終わっており、「初めて世界選手権で1位になれた」と喜んだ。

 ショートプログラム(SP)で首位に立った宇野は、モーリス・ラヴェル(Maurice Ravel)の「ボレロ(Bolero)」に乗せた演技で、4回転ジャンプを5度着氷させた。

 北京五輪銀メダリストの鍵山優真(Yuma Kagiyama)は、合計297.60点で前回大会に続き2位に入り、日本勢がワンツーを果たした。3位は合計277.38点を記録したヴィンセント・ゾウ(Vincent Zhou、米国)だった。

 友野一希(Kazuki Tomono)は合計269.37点で6位だった。(c)AFP