【3月26日 AFP】米国は25日、アフガニスタンで実権を握るイスラム主義組織タリバン(Taliban)が女子の中等教育再開を撤回したことを受け、カタールの首都ドーハで予定されていた同組織との協議を中止すると発表した。

 昨年8月に実権を掌握し、国際社会からの承認を求めているタリバンは今週、女子の中等教育を再開したものの、数時間後に再び停止を命じた。

 米国務省のジャリナ・ポーター(Jalina Porter)副報道官は記者会見で、「タリバンはこの決断を迅速に撤回しなければ、アフガニスタンの人々や、同国の経済成長の見通し、そして国際社会との関係を改善しようというタリバンの試みを大きく害するだろう」と言明。タリバンに対し、約束と国民への義務を果たすよう呼び掛けた。(c)AFP/Chris Lefkow