【3月26日 AFP】米国のジョー・バイデン(Joe Biden)大統領は25日、ポーランドのウクライナ国境付近を訪問した際、ロシアによるウクライナ侵攻を、中国が実力行使によりデモを鎮圧した1989年の天安門(Tiananmen)事件になぞらえた。

 バイデン氏は、現地に駐留する米軍兵士や、ウクライナから多数流入した難民の支援に当たる活動家との会合で、ウクライナ人がロシアに対し示した「気骨」を称賛。ライフル銃を持ち戦車に立ち向かった女性の例に言及し、「まるで天安門広場で起きたことのようだ」と語った。

 また、ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領について、「率直に言って、戦争犯罪人だと思う」と言明。「その法的定義も満たされるだろう」と述べた。

 バイデン氏はこの後、首都ワルシャワに移動し、ポーランド首脳らと会談する予定。(c)AFP