【3月24日 AFP】陸上女子中距離のキャスター・セメンヤ(Caster Semenya、南アフリカ)が23日、3000メートルで自己ベストを更新する8分54秒97を記録した。第18回世界陸上オレゴン大会(World Athletics Championships Oregon 22)では5000メートルで出場を目指している。

 ケープタウンのグリーンポイント・スタジアム(Greenpoint Stadium)で行われたASA陸上グランプリ第2戦(ASA Athletics Grand Prix 2)でセメンヤは、3000メートルの自己記録を約10秒更新して優勝した。

 世界陸上の女子5000メートルの参加標準記録15分10秒00をターゲットとしているセメンヤはレース後、報道陣に「私はそこ(参加標準記録)か、そのあたりにいる。それが切れれば世界選手権だ」と話した。

 セメンヤは体内のテストステロン値を抑える薬の摂取を拒んだため、800メートルで3連覇が懸かった東京五輪に出場できなかった。(c)AFP