【3月24日 AFP】イングランド・プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)は23日、英国政府から新たなライセンスが付与されたことで、今シーズン残りの欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2021-22)とFAカップ(FA Cup 2021-22)でホームの観客へのチケット販売が可能になった。

 欧州王者のチェルシーは、ウクライナに侵攻したロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領に近いとされるオーナーのロマン・アブラモビッチ(Roman Abramovich)氏に英政府から制裁が科されて以降、一連の制限による打撃を受けている。

 その中には、制裁が科された今月10日以降の観戦チケット販売禁止も含まれていた。

 4月6日にチャンピオンズリーグ準々決勝第1戦でホームにレアル・マドリード(Real Madrid)を迎えるチェルシーは、同16日か17日にウェンブリー・スタジアム(Wembley Stadium)でクリスタルパレス(Crystal Palace)とのFAカップ準決勝に臨む。

 新たなライセンスによって、これらの試合の他チャンピオンズリーグやFAカップの今後の試合、あるいは女子スーパーリーグのチケットを販売することが可能になった。収益は関連する大会主催者に渡る。

 チェルシーのファンはプレミアリーグにおけるアウェーゲームのチケットを、またアウェーチームのファンもチェルシーのホームゲームのチケットを購入することができるようになる。しかしチェルシーは、リーグ戦のホームファン向けのチケット販売をいまだ許可されていない。

 また親会社のフォードスタム・リミテッド(Fordstam Limited)に対しても、今季終了までの需要を満たせるように最大で3000万ポンド(約48億円)の資金投入が認められた。

 昨季、チェルシーの1か月あたりの総賃金は2800万ポンド(約45億円)に上っており、クラブのアドバイザー職に就いているペトル・チェフ(Petr Cech)氏は、付与されたライセンスが緩和されなければシーズン終了まで乗り切れない可能性を示唆していた。(c)AFP