テスラ、初の欧州産EV引き渡し 独工場で生産開始
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【3月23日 AFP】米電気自動車(EV)大手テスラ(Tesla)は22日、ドイツの首都ベルリン近郊に完成した大規模EV工場「ギガファクトリー」の開所式を行い、同社初の欧州産EVとなる多目的スポーツ車(SUV)「モデルY(Model Y)」を顧客に引き渡した。
開所式に出席したイーロン・マスク(Elon Musk)最高経営責任者(CEO)は、喜びのダンスを披露。最初の顧客30人による新車の運転を見届けた。
テスラは2年前、同工場の建設に向けた承認手続きを開始したが、環境への影響を懸念する地元住民からの苦情など、一連の行政的・法的障害に直面。正式な許可を得ないまま建設を始め、今月初めになって当局からようやく正式な生産開始の許可を取得した。
ベルリン南方のブランデンブルク(Brandenburg)州グリューンハイデ(Gruenheide)に完成したギガファクトリーは、テスラにとって欧州初の生産拠点。地元関係者は、同地域がEV生産の中心地となることを期待している。(c)AFP/Florian CAZERES