【3月22日 AFP】ウクライナは21日、南部の主要都市ヘルソン(Kherson)で、同市を制圧したロシア軍がデモ隊に発砲したと主張した。

 ロシア軍は、先月のウクライナ侵攻開始から数日後、ヘルソンを制圧していた。

 ウクライナのドミトロ・クレバ(Dmytro Kuleba)外相はツイッター(Twitter)に、ウクライナ国旗の腕章をつけ、銃撃で負傷した男性を捉えた動画を投稿。動画では連続した銃声が聞こえ、旗を持った市民が走って逃げたり、地面で血を流している男性の手当てに駆け寄ったりする様子が見られた。撮影者は動画で、男性は年金生活者だと述べている。

 クレバ氏は「ヘルソンで、侵略者に対して平和的に抗議していた非武装の人々に、ロシアの戦争犯罪人たちが発砲した」と主張。「これがロシアの醜い姿であり、人類の恥だ。われわれはロシアを止めなければならない! ロシアに制裁を科し、孤立させ、戦犯の責任を追及するべきだ」と訴えた。(c)AFP