【3月21日 AFP】19日に仏パリで銃撃されて死亡したラグビー元アルゼンチン代表のフェデリコ・マルティン・アランブル(Federico Martin Aramburu)氏(42)の遺族が20日、事件を「凶悪な犯罪」と呼び、警察が「落ち着いて」捜査を進められるようにしてほしいと訴えた。

 捜査関係者によると、アランブル氏はパリのバーで客と口論となり、その後走行中の車から銃撃されて死亡した。警察は3人の容疑者の捜査を進めており、そのうち1人は極右活動家とされている。

 遺族の弁護士は「今回の凶悪な犯罪と彼の死に、家族と友人、何よりラグビー界が衝撃を受け、言葉にならない苦痛を感じている」と発表。「これからの数日は、家族が悼み、警察が落ち着いて仕事を進めることにささげなければならない」と述べた。

 アルゼンチン代表として22キャップを刻んだアランブル氏は、2007年のW杯(Rugby World Cup)では開催国フランスとの3位決定戦でトライを決め、チームの勝利に貢献した。(c)AFP