【3月20日 AFP】18日に行われた21-22ドイツ・ブンデスリーガ1部第27節、VfLボーフム(VfL Bochum)対ボルシア・メンヘングラッドバッハ(Borussia Moenchengladbach)戦で、スタンドから投げ込まれたビールカップの直撃を受けた副審が19日、同様の行為が確認された場合「断固とした措置」を取るよう求めた。

 重いペナルティーが科せられるものとみられているホームチームのボーフムは、被害に遭った副審のクリスティアン・ギッテルマン(Christian Gittelmann)氏に謝罪した。

 メンヘングラッドバッハが2点をリードして迎えた71分、スタンドから投げ込まれたビールが満杯に入ったカップの直撃を受けたギッテルマン氏はピッチサイドで放心状態となり、試合は中止となった。

 現在調査を行っているドイツサッカー連盟(DFB)のウェブサイトでギッテルマン氏は、「罰則が明示されていて、前もって誰もが知ることができる包括的かつ断固とした措置を考案するべきだ」と意見を述べた。

 病院でむち打ちと頭部打撲の治療を受け、この日自宅で療養したギッテルマン氏は、「これがこういった暴力行為を終わらせ、特にアマチュアの試合で蛮行から同僚を守るための唯一の方法だ」と続けた。

 ボーフムは加害者に「損害賠償」を請求する意向を示しており、さらに「スタジアムの出入り禁止、クラブからの追放、またはシーズンチケットの没収」といった厳罰を科すとしている。(c)AFP