BJK杯ウクライナ戦の一部収益を寄付へ、全米テニス協会
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【3月19日 AFP】全米テニス協会(USTA)は18日、女子の国別対抗戦ビリー・ジーン・キング・カップ(Billie Jean King Cup)の米国対ウクライナ戦について、チケット収入の10パーセントをチャリティーに寄付すると発表した。
USTAは発表文で「大会で得たチケット収入の10パーセントを米クラウドファンディング、グローバル・ギビング(Global Giving)の『ウクライナ危機救済基金』に寄付する」とし、「地元スポンサーも寄付を行う」と明らかにした。
USTAのステイシー・アラスター(Stacey Allaster)会長は、「ウクライナチームをしっかりともてなし、大会前および期間中において必要な支援を約束する」と強調。「一緒にこの大会を利用して平和のための闘いを継続し、ウクライナの方々への協力と支援を提供する」ことも誓った。
この日は米ノースカロライナ州アッシュビル(Asheville)で4月15日と16日に行われる予選ラウンドの米代表メンバーも発表された。
メンバーにはダニエル・コリンズ(Danielle Collins、シングルス世界11位)やジェシカ・ペグラ(Jessica Pegula、同19位)、スローン・スティーブンズ(Sloane Stephens、同38位)、シェルビー・ロジャース(Shelby Rogers、同49位)、デシラエ・クラウチェク(Desirae Krawczyk、ダブルス世界20位)が名を連ねた。
対するウクライナのメンバー構成は、エリナ・スビトリーナ(Elina Svitolina、シングルス世界18位)をはじめ、マルタ・コスチューク(Marta Kostyuk、同54位)、カタリーナ・ザバツカ(Katarina Zavatska、同210位)、リュドミラ・キチェノク(Lyudmyla Kichenok、ダブルス世界30位)とナディーア・キチェノク(Nadiia Kichenok、同37位)の双子姉妹となっている。
この対戦の勝者に加え、前回準優勝のスイスを含む11チームが決勝ラウンドを戦う。オーストラリアは前回覇者ロシアの大会除外により、無条件での決勝ラウンド進出が決まっている。
決勝ラウンドは3チームずつの4グループに分かれて行われ、各グループの勝者が準決勝に進出する。具体的な日程と会場については、まだ発表されていない。(c)AFP