【3月19日 AFP】男子テニス界のレジェンド、ロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)は18日、ウクライナの光景に「震撼(しんかん)」したと明かし、「ウクライナの子どもたちが継続して通学できる手段を構築するために」自身の財団を通じて50万ドル(約5950万円)を寄付すると表明した。

 フェデラーは自身のツイッター(Twitter)アカウントに黄色と青色のハートとハトの絵を添えて「家族と私はウクライナの光景を見て震撼し、本当に恐ろしい被害を受けている無実の人々の姿に心が張り裂けている。平和を支持する」と投稿した。

 妻ミルカ(Mirka)さんとの間に2009年に双子の女児、2014年には双子の男児をもうけているフェデラーはまた、「約600万人に上るウクライナの児童が現在登校できずにおり、教育の手段を与えることが今は非常に重要だ」と訴えた。

「この極めてトラウマ的な経験に対処できるように、子どもたちを助けていきたい」

 フェデラーは2003年に「ロジャー・フェデラー基金(Roger Federer Foundation)」を設立して困難に直面している児童を手助けしており、「ウクライナの子どもたちが継続して通学できる手段を構築するために50万ドルを寄付し、(戦災に遭っている児童を支援する慈善団体の)『ウォー・チャイルド(War Child)オランダ』をサポートしていく」とつづった。(c)AFP