【3月19日 AFP】世界各国を幸福度で順位付けした国連(UN)の「世界幸福度報告書(World Happiness Report)」2022年度版が18日発表され、フィンランドが5年連続で1位となった。最下位はアフガニスタンだった。

 ランキングは、ロシアのウクライナ侵攻前に作成された。2~5位は上からデンマーク、アイスランド、スイス、オランダで、今年も北欧勢が上位を占めた。戦争により荒廃したアフガニスタンは昨年も最下位だったが、昨年8月の米軍撤退に伴うイスラム主義組織タリバン(Taliban)の政権復帰により、人道的な危機が深まっている。

 今年で10年目を迎える報告書は、各国の国内総生産(GDP)や社会福祉、個人の自由、汚職の度合いのほか、米世論調査会社ギャラップ(Gallup)が各国民に幸福度を尋ねた世論調査の結果に基づいたもの。過去3年間の平均値を基に、10点満点で幸福度を評価している。(c)AFP