【3月18日 AFP】テニス、BNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2022)は17日、男子シングルス準々決勝が行われ、大会第4シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は7-6(7-0)、5-7、6-4でニック・キリオス(Nick Kyrgios、オーストラリア)を下し、今季無傷の開幕19連勝を記録した。

 1月の全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2022)で男子歴代単独1位の四大大会(グランドスラム)通算21勝を挙げたナダルは、これが9回目となるキリオス戦で6勝目をマークした。

 通算4度目の大会制覇を目指すナダルは次戦、第19シードのカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)と対戦する。

 一方、キリオスはペナルティーポイントで第1セットを落とすなど、いつもの気まぐれな性格をあらわにした。

 このセットをゲームカウント5-6とされたキリオスは、いら立ちを募らせてラケットを破壊し、警告を受けた。その後のタイブレークでは、サーブを打つ際に観客からやじを飛ばされて下品な言葉を発し、致命的なポイントを失ってしまった。

 キリオスはチェンジオーバーの際、このペナルティーのコールに関して主審のカルロス・ベルナデス(Carlos Bernardes)氏に抗議した。

 ベルナデス氏は、ポイントを剥奪するしか選択肢はなかったと主張。その一方で、選手と同様に落ち着きのない観衆にフラストレーションを募らせ、第2セットには数千人の中から手に負えない一人の観客に対して、「クレイジーに叫んでいるのはあなただけだ」と指摘する場面があった。(c)AFP