【3月15日 AFP】米プロバスケットボール協会(NBA)は14日、八村塁(Rui Hachimura)が所属するワシントン・ウィザーズ(Washington Wizards)とゴールデンステイト・ウォリアーズ(Golden State Warriors)のプレシーズンマッチ2試合を、来季の開幕前に日本で開催すると発表した。

 新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)後、北米以外でNBAの試合が開催されるのは今回が初めて。試合はさいたまスーパーアリーナ(Saitama Super Arena)で9月30日と10月2日に予定されている。

 NBAのアダム・シルバー(Adam Silver)コミッショナーは「NBAチームの海外渡航を再開させることは、われわれがより日常に戻りつつあることの証し」とコメントし、「NBAのバスケットボールをまた他の大陸に届けられるという事実は非常に励みになる」と喜んだ。

 2019年のドラフトで日本人選手として初めて1巡目指名を受け、現在ウィザーズで3季目を迎えている八村は「ウィザーズ代表として日本でプレーすることをすごく楽しみにしています」とコメントした。

 ウィザーズには八村のほか、オールスター(NBA All-Star Game)出場経験を持つブラッドリー・ビール(Bradley Beal)やクリスタプス・ポルジンギス(Kristaps Porzingis)も所属している。

 一方、6度のNBA制覇を誇るウォリアーズは、シーズン最優秀選手(MVP)に2度輝いたステフェン・カリー(Stephen Curry)やオールスター出場5回のクレイ・トンプソン(Klay Thompson)を擁する。

 カリーは「また海外のバスケットボールを経験できること、そして日本の素晴らしいファンの前でプレーできることにとても興奮している」と語った。

 日本ではこれまでにNBAの試合が14度行われており、ヒューストン・ロケッツ(Houston Rockets)とトロント・ラプターズ(Toronto Raptors)がプレシーズンマッチ2試合を戦った2019年が最後となっている。

 ウィザーズとウォリアーズの来日は今回が初めて。(c)AFP