【2月21日 AFP】NBAオールスターゲーム(2022 NBA All-Star Game)が20日、米オハイオ州クリーブランド(Cleveland)のロケット・モーゲージ・フィールドハウス(Rocket Mortgage FieldHouse)で開催され、ステフェン・カリー(Stephen Curry)が活躍したレブロン・ジェームズ(LeBron James)率いるチームレブロンが163-160でケビン・デュラント(Kevin Durant)が主将のチームデュラントに勝利した。

 試合はジェームズが決勝のシュートを決め、主将として5年連続となるオールスター勝利を手に入れたが、会場に集まった1万9400人の前で、最も輝きを放ったのはカリーだった。

 カリーはアンソニー・デイビス(Anthony Davis)が2017年に記録したオールスターゲーム最多の52点にはわずかに届かなかったものの、合計50点をマーク。3ポイントシュート16本成功は、2016年にポール・ジョージ(Paul George)が決めたこれまでの最多記録9本を大きく上回り、前日に3ポイントコンテストがあったことを周囲が伝え忘れたのではないかと思わせる活躍ぶりだった。

 最優秀選手(MVP)に選出されたカリーは、デイビスの記録について「狙った。狙っていたよ」とコメントし、「もちろん、このトロフィーは非常に特別な意味がある。非常に光栄で、ありがたいし、うれしく思う」と話した。

 37歳のジェームズは18回目のオールスター出場を果たして故コービー・ブライアント(Kobe Bryant)氏に並び、カリーム・アブドゥル・ジャバー(Kareem Abdul-Jabbar)氏が持つ最多出場記録まであと一つに迫った。

 レブロンとともに主将に選出されたデュラントは、この日祖母が他界したため、会場に姿を見せなかった。(c)AFP