【3月15日 AFP】21-22スペイン1部リーグは14日、第28節の試合が行われ、レアル・マドリード(Real Madrid)はカリム・ベンゼマ(Karim Benzema)の2得点などでマジョルカ(RCD Mallorca)を3-0で下し、2位セビージャFC(Sevilla FC)との勝ち点差を10に広げた。

 勝利の立役者となったベンゼマだが、終了間際に途中退場。左脚下部のけがをしたとみられ、20日にFCバルセロナ(FC Barcelona)との「エル・クラシコ(El Clasico)」を控えるレアルにとっては深刻な悩みの種ができた。

 この日も2得点を挙げるなど、目覚ましいパフォーマンスを続けていたベンゼマが週末の試合に出場できないとなると、レアルにとっては大きな打撃となる。

 前週に行われた欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)戦でハットトリックを達成し、チームのベスト8進出に貢献した34歳のベンゼマは、この日の1点目となるPKがキャリア通算412点目となり、ティエリ・アンリ(Thierry Henry)氏が持っていたフランス人選手の最多ゴール記録を更新した。

 終盤にも見事なヘディングで追加点を挙げ、通算413ゴールに記録を伸ばしたが、その後明らかに違和感を覚えた様子でピッチを後にした。

 バルセロナは最近好調で、まだ逆転優勝が可能ではないかとの見方もあるかもしれないが、レアルの後続に対するリードを考えれば、今回のエル・クラシコにはこれまでの対戦ほどの重要性はないだろう。(c)AFP/Thomas ALLNUTT