【3月14日 AFP】(更新)ウクライナの送電大手ウクルエネルゴ(Ukrenergo)は14日、ロシア軍に占拠されているチェルノブイリ(Chernobyl)原子力発電所への電力供給が再び停止したと明らかにした。

 ウクルエネルゴは、ロシア軍により「チェルノブイリ原子力発電所および(近隣の自治体の)スラブチッチ(Slavutych)に送電している線が損傷を受けた」とフェイスブック(Facebook)に投稿した。

 同原発は先週初めに電力を失ったが、13日には供給が回復していた。

 ウクライナ原子力規制監督庁(SNRIU)は先週、同原発には非常用ディーゼル発電機があり、使用済み核燃料貯蔵施設の冷却装置を含む保安システムに必要な電力を一時的に供給することができると説明していた。

 ウクルエネルゴによると、原発への「電力供給が完全に復旧する前に」送電線が再び損傷を受けた。修理担当者が改めて「占領された域内」に向かうという。(c)AFP